2013年11月14日

卓上のバラ F3

油絵の描き方で、皆さんがいちばん描けないのが光の見方です。
光=陰(影)ということで少し説明したい。

水彩画が明るい色から塗るのは、そういうテクニックがいちばん合っているからで、最初から暗い色を塗ると失敗した時に、取り返しがつかなくなってしまう。
油絵は何度でも塗り重ねができるからどちらでもいいのだが、原則、暗い色から置いていく。
最初に暗い色を置くと「重ね塗りができない」と聞くが、技術が未熟なのだろう。
上のバラの絵もしっかり陰の色を全体に塗って描き上げている。
描くときに物体の陰の色をよく見ることが大切である。
この絵は誰にも分かるように丁寧に仕上げたから、F3の油絵の制作時間 30分である。